*

人口ボーナス

公開日: : 新聞・雑誌等

2016年ブラジルでオリンピックが開催されます。
それだけではないですが、最近、ブラジルへの投資が脚光を浴びてますね。
ブラジル投資の魅力は、資源、農業、インフラ整備などいろいろありますが、
人口が増えている「若い国」という点が、一番の魅力と言われます。
国の成長の6割を人口で説明できるという推計もあるほど、
人口動態は経済成長にとっての重要なファクターなのです。
というわけで、人口と経済成長の関係について、
日経ヴェリタス2009.10.18の記事をまとめました。

・ブラジルはこれから経済成長にとって最良の時期を迎える。
 なぜなら、2010年代に「人口ボーナス期」に突入するからだ。
・人口ボーナスとは、
 「働き手が、養われる人々の何倍いるか」という考え。
 
 公式: 生産年齢人口(15歳~64歳)÷ 従属人口(0歳~14歳、65歳~)
 
 指数が2を超える期間が人口ボーナス期で、経済成長が加速するといわれる。
・各国の人口ボーナス期
 ブラジル:2010年代~2040年代
 インド :2020年代~2050年代
 中国  :~2030年代
 インドネシア:~2030年代
 ベトナム:~2030年代
 
・中国の消費期限はあと5年ほど。なぜなら消費者層(30代~50代)が2015年にピークアウトするから。
・日本の人口ボーナス指数は現在1.80、これからどんどん小さくなる。人口ボーナス期はとっくに過ぎた。
 →移民政策を検討する必要あり。

我が国は、このまま人口減少を指をくわえて待っていれば、衰退の道をたどるばかり。
積極的に海外に打って出る以外に道はないのかもしれない。

「海外進出しないリスクは、進出するよりも大きい」
(建設用資機材販売のエスイーの社長)

PS.以下は2010.4.17加筆
「人口ボーナス」についてお薦めの本
「老いてゆくアジア」(大泉啓一郎)

私のブログで本書の紹介をしてますので、こちらもどうぞ
http://pub.ne.jp/TakeTatsu/?entry_id=2863595

ad

    この記事が気に入りましたら、ぜひTwitter、facebookボタンをお願いします。
    ブログを書くモチベーションになります。よろしくお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事が良かったらビットコインで寄付をお願いします。
ビットコイン投げ銭ウィジェット



関連記事

no image

日本企業はスピードが遅い・・・(日経ビジネスより抜粋)

日経ビジネス最新号(2010.10.11)掲載の 青色ダイオードで有名な中村修二氏のインタビューを

記事を読む

no image

オバマ大統領就任

オバマ氏、宣誓…第44代米大統領に就任 http://headlines.yahoo.co.jp/h

記事を読む

BYD

世界的な不況により、ビッグ3、トヨタなどの自動車産業も大打撃を受けている中、 今がチャンスとばかり

記事を読む

no image

明けましておめでとうございます

新年あけましておめでとうございます。 31日から今日まで実家に帰省してました。 食っちゃ寝、食っちゃ

記事を読む

no image

バナナ共和国

日本は「バナナ共和国」のよう 米メディアが政治家を批判 http://www.nikkei.co.j

記事を読む

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ad

生成AIで作ったキャラクターをLive2Dで加工しUnityで動かす(まばたき、話す)

  ChatGPT(DALL-E3)で作ったキャラクターをもとに、Ch

24時間のトランジットならビザなしで中国に入国できる(上海浦東空港での体験)

中国での入国を伴うトランジットについて、私は事前にググりまくって情報を

『東京都同情塔』を読んで

ChatGPTを活用して作ったという芥川賞受賞作「東京都同情塔」を読了

『ボーはおそれている』を観て

    3月1日の映画の日はミッドサマーの監督の最新作を鑑賞(ミッド

生成AIを使ったテレビニュース風の動画の作り方(HeyGen + Canva)

  イベントの宣伝用にこんな動画を作りました。   誰でも簡単に作れ

→もっと見る

    • 1676588総閲覧数:
    • 70今日の閲覧数:
    • 201昨日の閲覧数:
    • 1現在オンライン中の人数:
    • 2014年4月29日カウント開始日:
PAGE TOP ↑