自動車革命 ~スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち~
公開日:
:
最終更新日:2018/01/27
ドキュメンタリー, 中国 スモール・ハンドレッド, 挑戦者たち, 自動車革命
今夜のNHKスペシャルは
「自動車革命 第2回 スモール・ハンドレッド 新たな挑戦者たち」
スモール・ハンドレッドとは(Wikipediaより)
ガソリン車と比較して構造が単純な電気自動車の時代になると、
「ビッグスリー」に代表される既存の大メーカーによる寡占状態が終わり、
「百社単位」のベンチャー企業あるいは異業種からの参入企業が出てくる。
「スモール・ハンドレッド」の例として、
カリフォルニアで「ロードスター」を発売したテスラ・モーターズ、フィスカー・オートモーティブ、アプテラ・モーターズ、中国のBYDオート社などを挙げている。
ガソリンから電気の時代、
巨大自動車メーカーが培ってきた技術的優位は少なくなり、
世界中から新興企業がEV(電気自動車:electric vehicle)市場に参入してくる。
当番組では、ニッサンのEV戦略を軸に、
中国、インド、シリコンバレーの新興企業の動向を追う。
本番組を備忘録として、まとめますと。
・これからの自動車産業の主戦場は中国
・中国は、EV開発に必要な資源(リチウム、レアアース)を豊富に保有。
輸出は制限するだろうから、安定供給のために、自動車メーカーは中国との関係強化が必須。
その代わり日本の最新技術提供を要求されるという足元を見られる場面も。
・中国のEVの雄「BYD」は日産の2年先を行っている。
今年末投入のEV、継続距離300km、日産の幹部も唖然の技術力
・インドのレバ社はヨーロッパに進出。
販売網を持たないが、ユーザーの草の根活動で密かに普及しつつある。
特にロンドンではEV優遇政策(駐車代無料、ガソリン車への課税等)によりEVへの追い風が吹いている。
・一方、アメリカでは、シリコンバレーを中心にベンチャー企業が続々参入
IT、ロボット技術者たちが、斬新な発想で魅力的なEVを開発
・グーグルは、スマートグリッドにより、既存の電力のあり方を根本的に変える。
巨大な発電所から電気を供給する時代から、各家庭の太陽電池からの供給とEVによる蓄電。
(なんと車は蓄電池の役割に変貌する)
本番組で取り上げられた中国のスモールハンドレッド「山東宝雅」の技術者たちの生き生きとした目には、
果たして我々は中国に勝てるのだろうかという一抹の不安を感じた。
また、スマートグリッドにより自動車が蓄電池になってしまうという点に衝撃を受けた。
個人的には、そろそろスモールハンドレッドの株を買ってみようと思う。
バフェット銘柄のBYDなんかどうかしら。
ad
- Tweet
-
-
この記事が気に入りましたら、ぜひTwitter、facebookボタンをお願いします。
ブログを書くモチベーションになります。よろしくお願いします。
ビットコイン投げ銭ウィジェット
関連記事
-
-
ここ20年でアジアでのプレゼンスが中国に奪われたことを実感するグラフ
(上海 2009年2月撮影) ウォールストリートジャー
-
-
深圳をブラタツヤ(2019.11)
2019年11月に「Maker Faire 深圳」に出展するために深圳に行ってきました。 11
-
-
上海でのトランジット、寝るだけ滞在でも現金は両替しよう
2024年3月の旅行の話を今頃書いてます。 2024年3月にイギリスへ旅行に行ってました。 ロン
-
-
24時間のトランジットならビザなしで中国に入国できる(上海浦東空港での体験)
中国での入国を伴うトランジットについて、私は事前にググりまくって情報を収集しましたが、不安を完全に解
ad
- PREV
- 2011年まで待ちなさい!
- NEXT
- 人口ボーナス
_edited-11.png)