新技術創生
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新聞・雑誌等
世界的な金融危機が実態経済をも悪化させ、製造業にまで波及している昨今。
今週の日経ビジネスは、
こうした環境の中でも技術革新に執念を燃やす日本の製造業の記事がいっぱいで、
メタルカラーのダイナミズムを感じる内容でした。
特集記事 「新技術創世 日本企業が育むノーベル賞の芽」
■ケンブリッジ大学とともにノーベル賞級の研究開発に挑む日本企業
○スピン半導体(日立製作所)
・0と1だけでなくもっと多くの数字を表現させる半導体
○夢の環境タービン(三菱重工業)
・世界のCO2排出量の3割を占める石炭火力発電所のものを2割減らせれる
・重要なのは日立が「基礎研究は大学に任せればいい」という安易な風潮に流されず、
時代を超えてイノベーションを起こす科学と真剣に向き合っていることだろう。
それは日本の産業界に漂う閉塞感を突き崩す突破口になる。
・日本の有力企業には、海外の有名大学に研究開発費を提供しているところはあるが、
大半は「カネの切れ目が縁の切れ目」の関係だ。
三菱重工業のように相手の懐に入り込んでこそ、産学連携は成功し、
世界の知力をビジネスに生かせるのだ。
■世界中から注目される日本の技術
○鉄鋼生産世界4位のポスコ(韓国)→ 日本の研究者をとりこむ
○化学大手のデュポン(米) → 福井県の繊維メーカーとの協業
・新しい技術課題に向かうには、
異なるバックグラウンドを持つ人材の力が必要だ。
いったん技術的に強い商品を持てば市場を制覇できる。
金融危機の悪影響は今後何年か続くだろうが、
今のうちに準備を整えて次の拡大期に備える
(ポスコ技術研究所所長)
■日立製作所会長インタビュー
・「ひょうたんから駒」でぱっと新しいものを発見したりする。
一見ムダに見えても、何に役に立つかは分からない。
だから経営者には我慢が必要です。
・環境問題は技術で解決するしか方法がない。
二酸化炭素の排出枠を売ったり買ったりしても、排出量が減るわけではない。
だから、日立として技術を大切にしてやっていく。
その他、カリスマ経営者率いる「日本電産」の特集や、
消防革命に挑む「環境・消防技術開発センター」など
イノベーションに挑む者たちの熱い記事が満載。
一方、GMに対しては、ドラッカー流経営を無視したがために滅びゆくと手厳しい。
ここ何年かは金融が表舞台にたっていたが、
金融立国を目指した国の体たらくは周知の事実。
やはり、産業の中心は、製造業。
技術革新なくしては、人類の発展はありえない。
がんばれ、日本の製造業!!
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