英語学習のモチベーションが下がった君へ、映画『マダム・イン・ニューヨーク』を観よう!
私は、なぜか40歳を超えてマジメに英語を勉強し始め、当初400点台だったTOEICのスコアは800点近くまでアップしました。
最近は、英語力が落ちないように、週に1、2回Skype英会話、たまにカウチサーフィンで知り合った人と食事したり、facebookやTwitterに流れる英語のニュースを読んだり、洋書を読んだりと、なるべく英語に触れるようにしています。
とはいえ、ドメスティックな環境にいると、英語はただの趣味のようなものだし、特にメリットも無く、モチベーションは下がりっぱなしです。
そんな僕のような状況の人に、この映画を捧げます。
インド人の主婦が英語を話せるようになるまでの奮闘記をコミカルに描いた
『マダム・イン・ニューヨーク』
今までインド人が主人公の映画は観たことあるけど、純粋なインド映画は初めてで、役者のノリ、音楽の使い方がとても新鮮でした。
予告編のとおりの予定調和なお話なのですが、主人公が英語を勉強する姿を見るにつけ、自分も英語をがんばろうと思わせてくれます。
何歳だろうが、学ぶことに遅すぎることはない。
ヘンリーフォードの言葉を思い出します。
20歳であろうが80歳であろうが、学ぶのをやめた人は老人である。
学びつづける人は、いつまでも若い。
人生で最も大切なのは、心を若く保つことである。
インドには行ったことはないけど、このちょっとした家族のコメディーの中に、急速に欧米化するインドという国がかいまできます
夫、子供は、職場、学校で日常的に英語を話しており、専業主婦の主人公は、英語を話せない。
伝統的なインドと欧米化するインドの狭間で、専業主婦の主人公は、英語が話せない時代遅れの人間だと家族からもバカにされます。
料理の腕は一級品なのに、家族からは認められません。
「料理だけが取り柄」
だと。
しかし、そんな彼女はひょんなキッカケで通いだした英会話学校で、自分を尊重してくれる周りと、英語力が伸びていく過程で、自分への自信を取り戻します。
この映画で一番印象に残った英単語
judgmental
固定観念で決めつけることを意味します。
主人公は、終始家族から英語も話せない保守的で古風なインド女性だと決めつけられ続けました。
本当は、料理の腕でスモールビジネスをするアントレプレナーなのに。
本当は、カフェで男の子とデートする娘に対して、寛容的な親なのに。
本当は、異文化に飛び込んで英語をマスターしようとするチャレンジャーなのに。
一番身近にいる家族には、judgmentalされていました。
だから、最後の英語のスピーチの場面は痛快です。
judgmentalという言葉がとても印象的に使われます。
英語をマスターしたことで、彼女の世界は劇的に広がりました。
ニューヨークタイムスを読み、カフェで自然に英語で注文したり、
ラスト近くの彼女の自信あふれる表情から読み取れます。
これ、本当です。
たかだかTOEIC785点の私でさえ、英語のサイト、新聞、書物がそこそこ読めるようになってから、劇的に世界は広がったように思えます。
世界中のバックパッカーをつなぐカウチサーフィン、
クラウドファンディングのキックスターター
マイクロファイナンスのKIVA
クラウドソーシングのoDesk
こういった面白いサイトは全て英語です。
英語を、そこそこ分かるだけでも、世界は劇的に広がることは、確かです。
最後に、この映画のインド女性のファッションが素敵です。
とくに主人公のサリーの着こなしに注目です。
私が個人的に運営している「Flat-World」というサイトに、インド人の女性がサリーについての記事を書かれたばかりということもあり、サリーに目がいきました。
「奇跡な衣装:サリー」(Flat-Worldより)
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