選択するのが面倒な現代人へ 〜僕のチャットボットとアプリを紹介
消費者は買い物をするとき、選ぶのが面倒だと感じている。
大量の品揃えが良いなんて、遠い過去の常識だ。
日経ビジネスの最新号(2017.07.31号)では
選択したくない現代人へ向けたビジネスがたくさん紹介されていて面白い。
「もう迷わせない!消費多様化の終わり」
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/NBD/15/special/072500722/?ST=pc
ファッションは、いつも行くお店の気のあう店員さんに決めてもらいたい。
1万円で本を選んでほしい。
自分が何を欲しいのかAIが教えてくれる。
アマゾンダッシュボタンやスポティファイが売れる理由もそんなとこだ。
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグが毎日同じファッションの理由は、今日着る服を何にしようかなんてことに悩む時間がもったいないからだ。もっと重要な意思決定は他にたくさんある。
イチローが毎日カレーを食べてるのもそんな理由だろう。
ITの偉人や世界的アスリートを僕に重ねるのはとてもおこがましいけど、僕も選択するのが面倒なタイプだ。
僕は、10年以上前から、平日のスーツ、ネクタイ、シャツ、靴などをエクセルのランダム関数で選んでた。
休日着る私服もエクセルのランダム関数で選んでた。
このことを、人に言うたびに頭おかしいと笑われてたけど、やっと時代が僕に追いついたようだww
で、これからが本番。
それらの現代人の思考に合わせた僕のプロダクトを2つご紹介する。
まず、
今はクールビスな季節なので不要かもしれないけど、
毎日ネクタイ、シャツ、靴を選ぶのが面倒なビジネスマンへ、これを送る。
ずぼらコーデ(リーマン編)
https://line.me/R/ti/p/%40eni5813l
LINEのボットが、コーディネートを選んでくれる。
もう1つ、
iPhoneアプリ
「どこ行く?」
https://itunes.apple.com/jp/app/doko-xingku/id1158654568?mt=8
距離を選択すると、現在地からその範囲でランダムにスポットを紹介してくれる。
こういったことってアホだと思うかもしれないけど、偶然の力って、侮れない。
広島レモンって全国的に有名だけど、ネーブルの苗木の中にレモンの苗木が混入したのが始まりらしい。
コカコーラは、偶然コカとコーラを偶然混ぜたら美味しかったとか。
硫黄とゴムを誤ってストーブに落としたら、冬でも固まらないタイヤの製造方法を発見したとか。
そんな話は枚挙にいとまない。
昔読んだこの本を思い出した。
東京大学池谷教授の『単純な脳、複雑な「私」』
これに書かれてることが興味深い。
脳はランダムなノイズをニューロンに送っている。
僕たちは特に理由はないけどいつもと違うことをすることがある。
例えば、
「今日の通勤は、いつもと違うこの道を通ってみようか」
「いつもはAセットを頼んでるけど、今日はBセットにしよう」
とか。
これらは、ランダムなノイズがニューロンに送られているからだ。
アリの社会はとても統率が取れている。
そんなアリ社会でも、みんなと同じ列に加わらず、違う行動をしているひねくれたアリがいる。
そいつらは、たまたま、良いルート、良い餌場を見つけるかもしれない。
種の永続的な生存、発展には、そういった役割は重要なのだ。
と言うことで、ランダムってすごいこと。
ランダムをバカにしてはいけない。
毎日、ネクタイをランダムにLINEのチャットボットに決めてもらうなんて頭おかしいってバカにしてはいけない。
種の生存・発展のために、脳の機能にランダムが備わってる。
偶然は、いつもと違う発想、イノベーションにつながる。
と言うことで、ステマな記事だけど、
ランダムに頼った僕のプロダクト
ぜひ、お試しあれ。
ではでは
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