はあちゅうさんの『「自分」を仕事にする生き方』を読んで
「何目指してるの?」って言われることがある。
別に目指してるものなんて特に無い。
自分の興味・好奇心の赴くままに、行動してきただけなのに、なんでそんなことを聞くのだろう。
人間は何かしらカテゴライズされないと不安だ。
特定の職業、宗教の一員になることに安心を覚える。
カテゴライズされることが安心な人間は、カテゴライズを気にしない人間、カテゴライズできない人間に嫉妬を感じるのだろうか。それとも秩序を乱す不届きものに見えるのだろうか。
僕はそれでずっと苦しんだ。
○○のくせに。
○○らしくしろ。
※○○には、ご自分の職業や属性を入れてみよう
誰が、決めたんだ。
その○○の定義は?
カリスマブロガー「はあちゅう」さんの本を読んだ。
いわゆる自己啓発本と言われるジャンルの本かもしれない。
このタイプの本を読まなくなって、何年経つだろうか?
そんな僕が、あるキッカケがあって、はあちゅうさんの本を久しぶりに手にとった。
「わたしは、なぜタダで70日間世界一周できたのか?」を読んで以来、9年ぶりだ。
僕がその通りと思った言葉を一部列挙
「このルートを通らないと、この肩書きは名乗れない、とか世間的に認められない、なんて感覚がそもそも古く、いろんなルートの人がいてもいい」
「肩書きに振り回されない自分を作る」
「余白のある発信や行動を続け、肩書きを飛び越えた活動を恐れない」
まさにその通り、
この変化の激しい時代に、肩書きに固執することは危険だ。
一例を出すと。
最近はどの業界にも急速なデジタル化が進んでる。
デジタル化に遅れた業界、会社は淘汰される。
でも、古い肩書きにこだわる人間には、それがわかってない。
銀行員だから、IT関係ないです。
自動車メーカーだから、IT関係ないです。
フロントエンジニアだからフロントしかできません。
もう、そんな時代じゃない。
自分が磨いたスキルや常識は、変化の激しい時代には、あっという間に陳腐化する。
肩書きに縛られれば、この激動の世の中を渡れない。
では、どうしたらいいんだろう。
結局、
最終章のこの言葉に凝縮されると思う。
「好きを磨き続ければ、仕事になる」
これ、最近すごく分かるようになった。
僕は、1年前まで、同質的な集団の中に埋没してた。
肩書きを逸脱できない環境だった。
でも、今の職場を通じて出会う人は、ひと言で何者かを表現するのが難しい人が多い。
好きを磨き続けて、それが仕事になった人が多い。
不安かもしれないけど、無理に自分をカテゴライズする必要はない。
親や大人の言うことを額面通り信じてはいけない。
カテゴライズされることの是を説いてるのが、どんな人間か見れば分かる。
カテゴライズした方が都合のいい奴らばかりだ。
最後に
あとがきの言葉も、最近、凄くよく分かる。実感する。
「感動を受けるだけでなく、感動を誰かに回す人になってください」
自分が感動した時よりも、自分が起爆剤となって誰かを感動させた時。
その瞬間。
本当に自分が生きるに値する人間であることを感じて、震えた。
誰かを感動させようだなんて、そんなつもりはなく、
ただ自分の興味のままに行動し続けたら、点と点が繋がって線になり、面となり、他人に感動を与えたに過ぎない。
だから、とにもかくにも
行動しよう!
自分で特定の肩書きになることを目指すのではなく、
好きなこと、興味があることのための行動を続ける。
そして、いつの間にか、どこかに辿り着く。
どこに辿り着くかは分からないけど、
面白い人生になるはずだと思う。
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