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【44歳中年サラリーマン、初めてのインドひとり旅】2日目夜~3日目朝:バラナシへの深夜特急に乗って

 

 

 

ニューデリーからガンジス川で有名なバラナシまで、夜行列車 シバ・ガンガ急行で行く。

ニューデリーを18:55に出発し、所要時間約12時間、次の朝7:20に到着する。

走行距離755キロ、新幹線で例えると、東京→新尾道(広島県)の間くらいだ。

 

 

 スクリーンショット 2014 09 17 23 27 18

 

 

この旅ではいろいろなことにトライしたかったが、その中の1つが、インドの夜行列車に乗ることだった。

夢が叶い、とても満足している。

日本中の鉄道ファンのジェラシーが聞こえてきそうだ。

 

 

同じ日本人が同席ということもあり、僕の警戒心は通常モードに戻った。

とはいえ、寝ている間の盗難を防ぐため、リュックサックをベットの下に潜りこませ、リュックサックとベットの支柱をワイヤーロックで絡ませる。バックのチャック全てを南京錠で施錠する。

サブバックを枕にし、全てが盗まれても自力で帰れるようにパスポート、航空券、クレジットカード、1万円札を腰巻きに入れて、列車備え付けの毛布にくるまり、横になる。

 

以前乗ったカンボジアの長距離バスもそうだったが、アジアの車両はどこも、クーラーが効きすぎる。

ちょっと寒いかなと思うも我慢するしかない。

長袖を持ってくればよかったと思う。

 

 

隣の二段ベットの親子は眠りに入ったようだ。

僕はベットのライトをつけ、サブバックに入れてたiPadをとりだし、Kindleで沢木耕太郎の『深夜特急』のインド・ネパール編を開く。

インドの夜行列車の中で『深夜特急』を読んでみたかった。

バラナシ編のくだりを読むにつれ、明日への期待が高まっていく。

僕は完全に深夜特急の世界とシンクロしていた。

 

バラナシのパートを読み終えると、急に眠気が襲っていた。

そろそろ寝よう。

今日は朝からいろんなことがあって緊張感が続いてたためか、目を閉じるとすぐに夢の中に入った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝4時に目が覚めた。

どこかの駅で停車しているようだ。

 

写真を撮る。 

 2014 09 08 04 01 23

 

オジサン、寝てるし。

 

 

それから、僕は寝付けなく、適当に車窓の写真を撮る。

 

インドの田舎の風景。

 

2014 09 08 06 12 18

 

 

世界の車窓からのテーマ曲が脳内再生される。

 

 

2014 09 08 06 12 36

 

 

しばらく起きてる世界と夢の世界の間を行き来しながらウトウトしていると、どこかの車両から車内販売の声が聞こえてくる。

ゴソゴソと人が朝の準備をする気配がしてきた。

隣の日本人親子も起きてきた。

 

 

朝食は、昨日買ったクラッカーの残りを食べる。

 

長い人生の習慣から便意をもよおしてきた。

この列車のトイレは、ウエスタンスタイルとインドスタイルの2種類ある。

ウエスタンスタイルは僕たちが日頃慣れ親しんでいるいわゆる西洋式のこと。

インドスタイルは、備えつけのバケツに水を入れ、小さな桶と素手(左手)を起用に使って洗い流す方式のヤツのことだ。

不幸なことに西洋式は先客がおり、いつかはと覚悟していたインド式に挑戦する。

それも列車走行中というハイレベル。

さすがの僕も抵抗があり躊躇したが、ふと便器に目をやるとミニシャワーがついてる。

分かりやすくいうと、人力ウォシュレットだ。

これは、カンボジアで経験積みなので、ホッとした。

トイレットペーパーオンリーよりもキレイに流せる。

インド式は別の機会に持ち越しだ。

 

トイレ話はここまで。

 

 

 

列車は、ほぼ定刻通り、終着駅 MANDUADIHに、着いた。

 

 2014 09 08 07 16 05

 

日本人親子には既に迎えが来ており、ここで分かれる。

 

 

さて、また戦闘モードに切り替えよう。

今朝はどことなく心に余裕がある。

ニューデリー駅を経験した僕は、ちょっとした自信が芽生えてきた。

 

駅を出るとさっそく、何人ものオートリクシャの客引きが集まってくる。

最初にあった男はあまり値引きをしてくれなかったので、周りのオートリクシャの運転手に聞こえるように大声で僕の希望の値段をいう。

それに反応して近づいてきた男のオートリクシャに乗ることにした。

その男は、ホテルの正確な場所がいまいちよく分かってないようだが、「まかせろ」と言う。

 

まあ、いい。

こっちにはGoogleマップがある。

 

 

いよいよ、あと数十分でガンジス川だ。

 

オートリクシャは、朝の通勤・通学でごったがえすバラナシの街へ飛び出した。

 

 

 

 To Be Continued.

 

 「3日目朝:ガンジス川到着!」に続く

 http://tatsuya1970.com/?p=4244

 

 

 

 

 

 

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