クラウドソーシングで、外国の人と一緒にアプリを作ることに挑戦(その3:アプリ制作のやりとり、そしてアプリ完成へ)
これまでの話
その1:
以前アップルの審査でボツになったアプリを改良してもらおうと、oDeskというクラウドソーシングでフリーランサーを募集しました。
http://tatsuya1970.com/?p=5234
これがボツになったアプリです。
その2:
インド、ウクライナなど世界中から応募があり、ロシア西部スモレンスクにお住まいのポールさんに頼むことにしました。(100ドルで)
http://tatsuya1970.com/?p=5279
さて、フリーランサーが決まりました。
お仕事開始です。
まず、考えたこと。
アップルの審査に落ちた理由。
それは、シンプル過ぎるってことでした。
うーん、じゃあ、もっとビジュアルに凝ろう。
火の玉がまわったり、画面が光ったり、バックミュージックをつけたり。。。
とりあえず、派手にしよう。
さっそく、oDeskのメッセージ機能を使って、ポールさんに図で指示を出しました。(めちゃくちゃな英語)
こういうことを言いたいつもり。
・1周するたびに画面をフラッシュ&効果音
・指の動きに合わせて、火の玉が動く
・背景を宇宙みたいな感じでクールに頼むぜ
・バックミュージックもよろしく!
翌日
(これからのやりとりは、oDeskのメッセージ機能によるもの)
ポール:
「わかった。1つ教えてくれ。フラッシュと効果音はどのタイミングなのか?あと、効果音、バックミュージックと火の玉と背景をくれ」
私:
「スタート地点に来たら、フラッシュと効果音を鳴らしてくれ。ポールさんの方で、バックミュージックと火の玉のイメージを用意してよ」
ポール:
「わかった。用意しよう。火の玉はどんな感じにしようか?音楽はどんなタイプがいいんだ?」
私:
「火の玉はこの前送ったイメージで頼むよ。音楽はアクティブなヤツで頼むぜ」
プログラムはGithubという世界中のプログラマーが利用しているクラウドサービスにアップロードし、ポールさんと共用する。
https://github.com/tatsuya1970/Gule
Githubは便利だ。
遠くロシアの人でも、クラウド上で共同作業ができる。
で、5日後
ポール
「とりあえず、こんな感じでどうだ? やっぱり音楽は達也が見つけてくれないか」
うーん、どうも火の玉に動きがない。
私
「火の玉を動きのあるヤツにしてくれ。」
翌日
ポール
「これでどうだ」
なんか、がんばったあとは見えるが、火の玉というよりミノムシみたい。
自分で探すことにした。
私
「ありがとう。自分のイメージと違うので、火の玉と音楽は僕の方で探すよ」
(反省)
僕の指示の仕方に問題があったと思う。
もっと具体的に指示しないと、開発者は困る。
さて、自分のイメージにあうべく、ネットで著作権フリーな素材をあさる。
便利な世の中になったものだ。
いいのを見つけた。
火の玉のいい素材がみつからなかったので、流れ星にする。
http://piposozai.blog76.fc2.com/category10-8.html
バックミュージックはこれ。
http://dova-s.jp/bgm/play515.html?rtype=sb
背景はこれ
http://pixabay.com/ja/惑星-月-軌道-太陽光発電システム-スペース-地球-太陽-581239/
これらのファイルをポールに送る。
私
「火の玉のかわりに流れ星のアニメ素材、バックミュージックファイル、そして背景ファイルを送るよ。背景は横にスクロールするようにしてくれないか?」
というリクエストにより、翌日、最終案が送られてきた。
よし、これでOK !
というわけで、完成!
さきほど アップルに申請しました。
これが、App Storeに申請した最終形です。
(背景は変えました)
いかがですか?
ボツになったのに比べ、だいぶ洗練されたのではないでしょうか?
アップルの審査に通るかどうかわからないですが、クラウドソーシングoDeskを使えば、こんなこともできるんですってことをご紹介いたしました。
まさに、World is FLAT です。
ではでは。
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