「スター・ウォーズ /フォースの覚醒」を観て、私の童心が覚醒しました。(ネタバレなし)
「スターウォーズ /フォースの覚醒」を観ました。
私が初めてスターウォーズを見たのは、今から約30年前、まだ小学生だったころでした。
田舎の映画館で母親に連れられて兄弟で「ジェダイの復讐」を観ました。
(今は「ジェダイの帰還」という題名に変わってます)
その後、テレビやビデオで、「スターウォーズ」、「帝国の逆襲」と追体験しました。
以来、エピソード4~6といわれる旧3部作は、何度も何度もみました。
・エピソード4での、ルークとハンソロが初めて一緒にミレニアムファルコン号で帝国軍を迎え撃つシーン
・エピソード5(帝国の逆襲)での小惑星でのドッグチェイス
・エピソード6(ジェダイの復讐)でのデススターへの突入シーン
これらのシーンにワクワクした私は、当時は結構マジで将来は特撮映画の監督になりたいと思ったものでした。
しかし、その後作られたエピソード1~3は、CG過多、小難しい政治的設定、説明過多、ベタなラブロマンスにイマイチ乗れず、がっかりした感が半端なかったです。
で、今回の新しいシリーズです。
ずっと楽しみであったと同時に、それ以上に不安も多かったです。
映画って、続編を重ねるごとに劣化していくのが常だからです。
しかし、本作はとても満足しました。
旧3部作(エピソード4~6)の世界観、色彩、質感、チープな感覚をそのまま継承しているところに、新しい監督さんにありがとうと言いたいところです。
どこかチープなところが、僕が好きなスターウォーズなんです。
たとえば、
・実はブルースクリーンをバックにワイヤーで吊ったプラモデルを作成して合成してるんですよ。
・ミニチュアに爆薬をしかけて、戦闘シーンを撮ってるんですよ。
・後ろの背景は絵なんですよ。
・実はこの怪物は、後ろでたくさんの人が操縦してるんですよ。
・実は2メールの巨人が中に入ってるんですよ。
といった人が手で作ってるような手工業的感覚が、チープで温かみがあって、とても好きだったんです。
しかし、前3部作(エピソード1~3)では、それらをほとんどCGでやってしまって、チープ感がまったくなく、親しみを持てませんでした。
もちろん本作もCGは凄く多用してるんですが、CGと感じさせません。旧シリーズの質感、色彩がばっちり保たれてます。
そして、なんといっても旧3部作のおなじみのメンバーが帰ってきたことです。
ミレニアムファルコン号、ハンソロとチューバッカの登場シーンには感涙ものでした。
長生きして良かったです。
ただ、ただのオッサンが過去を懐かしむ同窓会映画ではありません。
新しい登場人物もとても魅力的です。
過去の人気キャラクターと比較されてしまいますが、本シリーズの主人公レイとフィン、そして新しいドロイドBB-8は、ルーク、ハンソロ、レイア、R2D2たちと肩を並べます。
悪役については、ダースベイダーや銀河皇帝が強烈すぎたので、それらと比較するのは酷ですが、今までとは随分違うタイプの悪役、新境地ともいえますので、評価は次作以降といったところでしょうか。
前3部作は小難しい説明シーンが多く緩慢なところがありましたが、今回は息つく暇があまりありません。いつの間にか全銀河戦争に巻き込まれてしまった主人公が、成り行きのまま最後まで高いテンションで突っ走ります。あっという間の2時間15分。
旧3部作を知らない人も、すっと物語の世界に入れますが、やはり旧3部作(エピソード4~6)を観てれば、面白さも倍増しますから、ぜひ旧3部作を鑑賞することをオススメします。
ふたたびスターウォーズを観れることに感謝。
多分、もう1回観に行くと思います。
ではでは。
ad
- Tweet
-
この記事が気に入りましたら、ぜひTwitter、facebookボタンをお願いします。
ブログを書くモチベーションになります。よろしくお願いします。
ビットコイン投げ銭ウィジェット
関連記事
-
映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観て
007の最新作を観た。 以下、ネタバレしない感想をダラダラ。 冒頭で凄いアクションあ
-
映画『ゲット・アウト』を観て
先週、『ゲット・アウト』という映画を観た。 ポスターから察するに、残酷拷問ホラー映画
-
映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観て(ネタバレあり)
『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観ました。聖地である広島の八丁堀福屋の