*

「スター・ウォーズ /フォースの覚醒」を観て、私の童心が覚醒しました。(ネタバレなし)

 

 1450410097443

 

 

「スターウォーズ /フォースの覚醒」を観ました。

 

 

私が初めてスターウォーズを見たのは、今から約30年前、まだ小学生だったころでした。

田舎の映画館で母親に連れられて兄弟で「ジェダイの復讐」を観ました。

(今は「ジェダイの帰還」という題名に変わってます)

その後、テレビやビデオで、「スターウォーズ」、「帝国の逆襲」と追体験しました。

 

以来、エピソード4~6といわれる旧3部作は、何度も何度もみました。

・エピソード4での、ルークとハンソロが初めて一緒にミレニアムファルコン号で帝国軍を迎え撃つシーン

・エピソード5(帝国の逆襲)での小惑星でのドッグチェイス

・エピソード6(ジェダイの復讐)でのデススターへの突入シーン

これらのシーンにワクワクした私は、当時は結構マジで将来は特撮映画の監督になりたいと思ったものでした。

 

しかし、その後作られたエピソード1~3は、CG過多、小難しい政治的設定、説明過多、ベタなラブロマンスにイマイチ乗れず、がっかりした感が半端なかったです。

 

 

 

で、今回の新しいシリーズです。

ずっと楽しみであったと同時に、それ以上に不安も多かったです。

映画って、続編を重ねるごとに劣化していくのが常だからです。

 

しかし、本作はとても満足しました。

旧3部作(エピソード4~6)の世界観、色彩、質感、チープな感覚をそのまま継承しているところに、新しい監督さんにありがとうと言いたいところです。

どこかチープなところが、僕が好きなスターウォーズなんです。

 

たとえば、

・実はブルースクリーンをバックにワイヤーで吊ったプラモデルを作成して合成してるんですよ。

・ミニチュアに爆薬をしかけて、戦闘シーンを撮ってるんですよ。

・後ろの背景は絵なんですよ。

・実はこの怪物は、後ろでたくさんの人が操縦してるんですよ。

・実は2メールの巨人が中に入ってるんですよ。

といった人が手で作ってるような手工業的感覚が、チープで温かみがあって、とても好きだったんです。

 

しかし、前3部作(エピソード1~3)では、それらをほとんどCGでやってしまって、チープ感がまったくなく、親しみを持てませんでした。

 

もちろん本作もCGは凄く多用してるんですが、CGと感じさせません。旧シリーズの質感、色彩がばっちり保たれてます。

そして、なんといっても旧3部作のおなじみのメンバーが帰ってきたことです。

ミレニアムファルコン号、ハンソロとチューバッカの登場シーンには感涙ものでした。

長生きして良かったです。

 

ただ、ただのオッサンが過去を懐かしむ同窓会映画ではありません。

新しい登場人物もとても魅力的です。

過去の人気キャラクターと比較されてしまいますが、本シリーズの主人公レイとフィン、そして新しいドロイドBB-8は、ルーク、ハンソロ、レイア、R2D2たちと肩を並べます。

悪役については、ダースベイダーや銀河皇帝が強烈すぎたので、それらと比較するのは酷ですが、今までとは随分違うタイプの悪役、新境地ともいえますので、評価は次作以降といったところでしょうか。

 

前3部作は小難しい説明シーンが多く緩慢なところがありましたが、今回は息つく暇があまりありません。いつの間にか全銀河戦争に巻き込まれてしまった主人公が、成り行きのまま最後まで高いテンションで突っ走ります。あっという間の2時間15分。

 

旧3部作を知らない人も、すっと物語の世界に入れますが、やはり旧3部作(エピソード4~6)を観てれば、面白さも倍増しますから、ぜひ旧3部作を鑑賞することをオススメします。

 

ふたたびスターウォーズを観れることに感謝。

 

多分、もう1回観に行くと思います。

 

ではでは。

 

 

 

 

 

ad

    この記事が気に入りましたら、ぜひTwitter、facebookボタンをお願いします。
    ブログを書くモチベーションになります。よろしくお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事が良かったらビットコインで寄付をお願いします。
ビットコイン投げ銭ウィジェット



関連記事

映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を観て

007の最新作を観た。 以下、ネタバレしない感想をダラダラ。 冒頭で凄いアクションあ

記事を読む

パイレーツ・ロック

2010年最初の映画は、 イギリスに実在した 海の上からロックばかりかける文字どおりの海賊ラジオ放送

記事を読む

ヒックとドラゴン

「周りと違うSTRANGEな少年が、動物との冒険とともに成長していく物語」 というハリウッド娯楽映画

記事を読む

映画『ゲット・アウト』を観て

      先週、『ゲット・アウト』という映画を観た。 ポスターから察するに、残酷拷問ホラー映画

記事を読む

映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観て(ネタバレあり)

  『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観ました。聖地である広島の八丁堀福屋の

記事を読む

ad

Message

メールアドレスが公開されることはありません。

ad

生成AIで作ったキャラクターをLive2Dで加工しUnityで動かす(まばたき、話す)

  ChatGPT(DALL-E3)で作ったキャラクターをもとに、Ch

24時間のトランジットならビザなしで中国に入国できる(上海浦東空港での体験)

中国での入国を伴うトランジットについて、私は事前にググりまくって情報を

『東京都同情塔』を読んで

ChatGPTを活用して作ったという芥川賞受賞作「東京都同情塔」を読了

『ボーはおそれている』を観て

    3月1日の映画の日はミッドサマーの監督の最新作を鑑賞(ミッド

生成AIを使ったテレビニュース風の動画の作り方(HeyGen + Canva)

  イベントの宣伝用にこんな動画を作りました。   誰でも簡単に作れ

→もっと見る

    • 1677668総閲覧数:
    • 152今日の閲覧数:
    • 223昨日の閲覧数:
    • 2現在オンライン中の人数:
    • 2014年4月29日カウント開始日:
PAGE TOP ↑