フィリピン留学日記(前編)
1.Prologue
このたび、会社で1年に1回取得できる1週間の休暇をとり、妻とともにフィリピンに英語留学に行ってきました。
セブ島で語学留学!?
キャー素敵! おしゃれ!
と思われるでしょうが、それは素敵な誤解です。
学校のまわりはこんな感じです。
リゾートとはほど遠いです。
今回お世話になったのが、ラングリッチというところです。
http://langrich-college.com/
気になる値段の方はこんな感じ。
http://langrich-college.com/pricing
マンツーマンで1日6~8時間でこの値段ならとてもリーズナブルでしょう。
でも、フィリピン留学なんてテレビで聞いた事が無いわ。
本当にフィリピン人に英語を教えることができるの?
怪しそう。。。
そう思う人は、ここでさようなら。
こちらのリンクをクリックしましょう。
http://www.yahoo.co.jp/
フィリピンの第2外国語は英語で、ほんとんどの人が英語を流暢に話します。
そして、一般的には、あまり知られてないですが、
(ソース未確認ですが)ある情報によると、フィリピンに留学に来る日本人の数は、2002年50名→ 2009年1200名 →2010年4000名 → 2011年10000名と、急増中です。
そろそろキャズム超えが見えてきた状況と思われます。
一方で、韓国人の留学者数は年間、10万人を超えており、こういった若い世代から、韓国という国の地力が作られているのでしょうね。
実際にフィリピンには韓国資本の語学学校がたくさんあります。
私はタクシーの兄ちゃんから「アニハセヨ」と声をかけられたほどです。
現地の人にとっては日本人より韓国人の方がポピュラーなのでしょうね。
韓国人はドンドン英語をマスターし、サムソン、LGのように世界を席巻しています。
フィリピン人の先生と韓国の話題になったとき、「Sumsong Gunius」って言葉を使ってたのが印象的でした。
フィリピンでの携帯電話の人気ブランドはサムソンで、Appleは憧れのブランドだと言ってました。
ちょっと、話はそれました。
以上より、英語をマスターしたい方は、是非、フィリピン留学を検討されたらいいと思います。
というか、学生のうちに、絶対にフィリピン留学するべきです。
なけなしのバイト代を車やコンパに使うくらいなら、フィリピン留学に使いましょう。
(ラングリッチのまわし者ではありません)
そして、私のように1週間ではなく、3ヶ月くらいはいましょう。
1週間で英語をマスターするのは不可能です。
じゃあ、なんで私は行ったのでしょうか?
いいじゃないですか。
だって、行きたかったんだもん。
2.Before Study
それでは、つれづれなるままにレポートいたします。
私は、広島市在中です。
いろいろなルートが考えられますが、広島空港からフィリピン直行便は無く、ソウル経由だと乗り継ぎ待ちの時間が長時間となるため、福岡空港からマニラ、マニラからセブというルートを選びました。
夜10時半頃にセブに入りました。
最初の日はラングリッチのスタッフがお迎えに来てくれますので安心です。
(帰りは自力で帰りましょう)
入国した夜は大雨で、夜も遅く、ちょっぴり不安でしたが、現地スタッフの女性がタクシーの道中いろいろ話しかけてくれて不安も安らぎました。
校舎に到着し、日本人スタッフから簡単な説明を聞き、とりあえずシャワーを浴びて、就寝。
ちなみに部屋はこんな感じです。
さて、朝はニワトリの鳴き声で朝4時(日本時間5時)に起床。
すぐ慣れましたが、朝はニワトリが鳴きまくりです。
日本にいるころも平日はいつも朝5時起きなので、とくに眠たくもなく、そのまま散歩。
学校の前のストリート
ダイニングルームの建物
プールもあるよ。(工事中)
レッスンルームのある建物
宿舎
3.Study
朝食をすませ、まずはオリエンテーション。
学校や宿舎の仕組み、規則のレクチャーを受ける。
その後英語力を測るため50分ほどペーパーテストを受け、カリキュラムをどうするか、スタッフと面談し決定します。
ここがラングリッチの特徴的なところ。
一律の教材、カリキュラムがあるわけでなく、自分のやりたいことから、授業の内容をどうするか組み立てます。もちろん持参したテキストを元にしてもいいです。
私は、Speaking中心のカリキュラムに、TED、TOEIC対策、発音、そして一応サンデーブロガーなのでEssayの授業を入れました。
これが1日のスケジュール。(私のは上から8番目 TATSUYA)
ちなみにCHADとかPATRICKとかは日本人です。同じ名前の生徒がいたので、区別するためにニックネームにしています。
私は朝8時から17時まで、8時間です。
仕事よりキツそう。
でも、こんなにたくさんの時間、マンツーマンで英語を話せるなんて、スパルタだけど、本当に身になりそう。
これがLesson Roomの中
ここに2人入ってみると、こんな感じ。
狭っ!
明らかに confortable zone を侵してます。
だから良いんです。
もう逃げ場はありません。
私は6人の先生の教えてもらいました。
それぞれ陽気で個性的で、飽きることなく、楽しく授業を受けれました。
1日中フィリピン人のハイテンションについていくので、若い頃ハイテンションだった自分に戻ったような気がし、Energyをもらいました。
彼ら、彼女たちのの天性の陽気さにはかないません。
どこからあの陽気さが来るのでしょうか。
それに、みんな目がキラキラしてた。
あのキラキラした目を日本ではめったにお目にかかれません。
先生にかぎらず、食堂のおばさん、スタッフなど、みんな目がキラキラしてます。
多分、僕たちもキラキラした目を持ってたはずなんだけど、一体何歳ごろからそれがなくなったんだろう。
周りと同化することを強要され続けると、瞳の輝きはどんどん汚れて行くのかなあ。
そうそう、その陽気さと、ホスピタリティにも大変感動しました。
滞在中、偶然にも、僕と僕の妻は誕生日を迎えました。
そしてもう1人誕生日の方がいて、この3人にラングリッチからケーキのプレゼントがありました。
ケーキと、BirthDay Song ありがとう!
Thank all the staff of Langrich !
このようにとても陽気な人たちに囲まれてるので、1日8時間の授業も楽しく過ごしました。
でも、単に陽気なだけではありません。
いつもバカ話ばかりしてる講師も、話題が貧困のこととなると眼差しが変わります。
貧困のリアリティと隣合わせてるだけに、言葉の重みが違うように感じました。
フィリピンが抱えてる諸問題をDiscussionできたのは貴重な体験でした。
フィリピンという国の現実をリアリティもって感じることができました。
20歳そこそこの若い講師も、すごくしっかりしてます。
将来はカナダで暮らすためにがんばっているNurseの女性。
学費を稼ぐ為に一時休学して、休日なしで働いてる建築デザイン専攻の大学生。
みんな大変なんだけど、目が輝いてます。
彼ら、彼女らと接していると、自分はスゴく恵まれているのにもかかわらず、足るを知らない人間なのかと自責の念にかられます。
一体僕はこれ以上何を望むのかと?
日本人は日本以外のアジア人を見下す傾向があります。
我々の国家は凋落しつつあるにもかかわらず。
過去の財産を食いつぶしてるだけにすぎないのに。
我々が惰眠を貪ってる間に、世界中の膨大な数の人たちが、Better Lifeのために、寸暇を惜しまず、がんばっています。
観光では決して分からないその国の人のナマの声を聞き、意見をshareできたことは、英語学習以上に得難い経験でした。
おっと、たった1週間しか滞在しなかったくせに、エラそうに語ってしまいました。
フィリピン留学日記(後半)へ続く
http://tatsuya1970.com/?p=699
To Be Continued
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