新型インフルエンザ狂想曲に思う
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新聞・雑誌等
「魔女狩りもどきの機内検査やメディア報道が嫌で日本に帰るのを急遽やめました。
確かに人ひとり感染が増えるとウイルスが悪性化する可能性が高まるとは言え、
インフルエンザは毎年死亡原因のトップに挙がるものだし、ここまでする必要はあるのでしょうか」
(NYからの帰国を断念したある人:日経ビジネスオンラインから引用)
新型インフル、騒ぎ過ぎの代償 ~マスクが“演出”するパンデミック
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20090520/195272/?P=1
新型インフルエンザは、
毎年流行するインフルエンザとたいして変わらないと判明したのにも関わらず、
いまだに日本中が大騒ぎになってますね。
それに、欧米に比べ異常に厳しい対策がとられてます。
たとえば、マスク、
欧米ではマスクによる防止効果は懐疑的で、感染者以外マスクはしてないとのこと。
(もちろん感染者がウイルスを飛沫させない効果は高い)
今回のインフルエンザ対策は、経済合理性を考え、どこまでリスクを抑えるかという
さじ加減が難しい問題なのだが、
いかんせん、わが国では、今回のことに限らず、
あらゆる局面でリスクをゼロにしようとする風潮がある気がします。
ミスや不祥事が発生したら、
2度と起こらないように法律、社内規則を強化。
そのために経済活動が著しく損なわれることもしばしば。
2008年の官製不況(貸金業法、建築基準法、金融商品取引法)や
個人情報保護法の行き過ぎた取扱など枚挙にいとまがありません。
何かあったらすぐ「責任者を出せ」とかいうクレーマーな人が多いから、
厳格にするのはしょうがないのかもしれないけど、
規則は厳格にすればするほど、その分コストがかかる。
その一方で、増税反対、公務員は多すぎる って勝手なことばかり言ってるし・・・
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