君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか
公開日:
:
本
田村耕太郎さんの
『君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか』
通称『君ワク』を読んだ。
ほんとうに、とってもワクワクする本でした。
と同時に、私のような普通の中年には残酷な本でした。
失われた時間への後悔の念が助長されるからです。
なぜ若いころにチャレンジしなかったのか。
自分が高校生、大学生のころに、こういう本に出会いたかったと心から思います。
だからこそ、高校生、大学生に読んでほしい。
そして、そういう子供を持つ親にも読んでほしい。
まわりのみんなと同じように受験、就活、就職、住宅購入、昇進、退職し、「老後は年金で」なんていうのんきな価値観が一変することでしょう。
そういうドメスティックなことしか知らないと、いつの間にやら、大変なことになること、
世界を知り、様々な価値観を受け入れ、広い視野と知識を持っていなければサバイブできないということをはっきりと認識するはずです。
とはいっても、就活があるので、海外に行けないという意見も多いらしいです。
確かに日本では新卒を逃したら生涯逆転が不可能な仕組みですが、こんなバカな仕組みがずっと続く訳が無いと思います。
目先の1年、2年なんて、先の20年、30年を考えると誤差のようなものです。
逆に世界が激減している今、そんな就活をやらせている企業は、サバイブできない企業ともいえることでしょう。
でも学生には同情します。
情報収集力なんか無いにも等しいからです。
就活の人気上位会社を見れば分かります。
数年前にはJALや東京電力がランクインしていましたし、今でも旅行会社が大人気です。
このように人気上位は、コマーシャルで知ってる企業ばかりです。
これはしょうがないことです。
テレビによる国民総白痴化政策の結果なのでしょうから。
学生時代の私も同じようにテレビしか情報ソースのない情報弱者でしたので、エラそうなことはいえません。
テレビのおそろしいところは、自分の現状を肯定してしまうことです。
自分よりバカな(ふりをしている?)タレントを見ると、自分よりアホでもテレビに出れるから自分は大丈夫と思ってしまいます。
政局かスポーツばかりのバラエティなニュース番組を見ても、世界で何が起こってるなんて意識できるわけがないです。
おっと、話題がそれました。
だからこそ、世界に出て、自分の目で見て、感じて、情報強者になる必要があるのです。
本書では、世界に挑戦し、活躍する日本人の例が豊富にあり、とても参考になることでしょう。
とここまでは、
この本は、世界に出ろ!世界に出ろ!
と煽りまくります。
しかし、この本の特徴的なのは、
「外に出ろ」と無責任に煽るような類似本があふれてるなか、
「しっかりと詰め込んでから外に行け」
ということが、しっかり述べられていることです。
「世界で戦える準備をした者だけが世界に出て何かを得られる」
ということを繰り返し念を押します。
そのためにどうしたらよいか
アメリカ、シンガポール、インドの海外の大学受験情報、英語の学習法などの有益な情報が満載です。
養う家族がいない。借金もない。
社会的な責任がほとんど無い学生がうらやましい。
日本人のパスポートは最強だ。
その気になればどこだって行ける。
そして、海亀のように戻ってきて、我が国を立て直してほしいものです。
人生は短い。遠くまで行け。そして深く考えよ。
(ジム・ロジャーズ)
PS.
ところで、そういうお前はどうなんや?
と突っ込まれそうですが。
私もどこかにチャンスはないか、40歳超えた普通のオッサンのモデルケースになれるよう、いろいろ試行錯誤中です。
まあ、とりあえずは英語の勉強は毎日続けます。
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