ソーシャルレンディングmaneoに挑戦
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フィンテック ソーシャルレンディングmaneo, 挑戦
最近、フィンテックが流行ってます。
決済系、仮想通貨、ロボアドバイザー、家計簿サービス以外にも、銀行の収益の柱である融資分野にもフィンテック企業が進出しています。
融資分野では、クラウドファンディングとが有名ですが、ソーシャルレンディングというものもあります。
(Wikipediaより)
ソーシャルレンディングとは『ネット上でお金を借りたい人、企業』(ボロワー)と『ネット上でお金を貸したい人、企業』(レンダー)を様々な方法で結びつける融資仲介サービスである。
てな訳で、
今回は、ソーシャルレンディングがどんなものか試しにやってみました。
ソーシャルレンディング日本最大手の
maneo
フィンテック企業だから当たり前だと思いますが、紙の書類を全く記入することなく、口座開設、融資、全てがネット上で完結します。
まず、投資家登録をします。
投資歴とか住所・氏名・勤務先、銀行口座などの情報を入力し、免許証と通帳の画像を送ります。
土曜日に送ったら、月曜日に審査が通ったらしく、登録住所宛に簡易書留にて「本人確認ハガキ」を送付するとメールがありました。
早い。
そして、1通の郵便はがきが簡易書留で送られてきました。
(郵便はがきの書留なんて初めて見ました)
その表面に「本人確認キー」がシールで封印されてます。
この「本人確認キー」をmaneoのサイトで入力すると、投資が可能になります。
というわけで、口座開設はとても簡単です。
繰り返しますが、全く紙の書類を記入することがなく、全てが完結しました。
次に、maneoの指定する口座へ、投資資金を振込し、あとは融資するだけです。
さて、口座開設が簡単なのはいいですが、本当に肝心なのは、融資サービスです。
早速、どんな案件があるか見てみましょう。
いろいろありますが、今回がたまたまなのか、ほとんどが不動産関係の案件でした。
土地の仕入れ資金を購入する不動産会社、不動産購入資金を融資する金融会社とかです。
僕が当初想像してたベンチャーなどの事業会社の案件がないのは、ちょっと期待はずれでした。
中身を吟味して気付いたのが、融資案件が全て匿名でアバウトです。
融資先の顔が見えませんし、案件の内容がよくわかりません。
大雑把に要約すると、こんな感じで記載されてました。
(実際はもっと詳しいですけど)
融資先:東京都内の不動産事業者
資金使途:不動産仕入れ資金
物件:神奈川県XX市の物件
担保評価額:XXXX万円(TAS評価)
根抵当権設定額:XXXX万円
担当者コメント:
不動産事業者は、取引状況も良好な貸付先です。担保物件は、大学が近く、住環境も良好ですので、流通性に問題はないと思われます。
うーん、アバウトだ。
運用利回りは5%と、銀行預金に比べたら高利回りですが、融資先の実態がさっぱり分かりません。
全てはmaneo頼りです。
このスキームは、僕とmaneoとで匿名組合契約を結び、僕はこのファンドの匿名組合の組合員になり、組合員として出資します。
貸付先の返済が滞っても、僕は1組合員ですので、貸付先に対しては何もできません。
maneo頼りです。
もちろん、maneoが倒産したら、投資資金は返ってきません。
ソーシャルレンディングは黎明期だし、たまたま今日あった案件がこんなものばかりだったからか分からないですが、融資先の顔が見えないので、面白くないです。
5%程度の収益を追求するなら自分で株式や投資信託を選びますし、事業に融資するならクラウドファンディングの方が夢があって面白いです。
で、結局、今回は融資は見送りました。
とはいえ、顔が見えてここぞと思う融資先が現れたら、融資をするつもりですので、続報をお待ちください。
ではでは。
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