裸でも生きる
公開日:
:
本
バングラディッシュで、バッグの製造・販売する会社
株式会社マザーハウス代表取締役 山口絵理子氏(25歳)の奮闘記。
http://www.mother-house.jp
3か月くらい前に、テレビ番組「情熱大陸」に出演している山口氏を見て、
頭をトンカチで殴られたような衝撃を受けました。
(情熱大陸)http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/03_16.shtml
あらためて思いました。
貧困は「ほどこし」では解決しない。
フェアトレードのような同情を誘うやり方でもダメだ。
マーケットで勝負できる商品、ビジネスを展開しないといけないのだと。
それを実践している山口氏の行動力には目を見張ります。
一体どこから、この行動力が生まれるのか?
一方で、私はなんで毎日無為な日々を貪っているのか?
最後に、本書から山口氏のメッセージを抜粋します。
バングラディッシュのみんなは、ただただ生きるために、生きていた。
そんな姿を毎日見ていたら、バングラディッシュの人が自分に問いかけているような気がした。
「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」って
バングラディッシュのみんなに比べて山ほど選択肢が広がっている私の人生の中、
自分が彼らにできることはなんだろう?
それは、まず自分自身が信じる道を生きることだった。
他人にどう言われようが、他人にどう見られ評価されようが、たとえ裸になってでも自分が信じた道を歩く。
・・・・・・
・・・・・・
私は、これ以上何も言えませんし、意見する資格はありません。
意見を言える時は、行動を起こした時のみ。
「本書を読んだおかげで人生が変わりました」
と数年後言えるような人間になろうと思う。
なお、山口氏については、
週刊東洋経済(2009.7.25号)に特集記事がありますのでご参考まで。
ここで山口氏の原動力になっている「強烈な思い」について述べた
遠藤功氏(ローランド・ベルガー会長)のコメントを抜粋します。
若かりし日の本田宗一郎、松下幸之助も、あんなふうだったんじゃないか。
強烈な主観、思いがある。
ビジネスは、成功・失敗の前に、まず思いありき。
彼女は、日本人が忘れてしまった主観力を持っている。
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Comment
広島にも、山口さんに負けず劣らぬ社会起業家の方々がたくさんいらっしゃいますよね。
8月9日にそんな県内の社会起業家の方々が集まる無料イベントがあります。
二度とないイベントなので、ご関心がありましたら、ぜひどうぞ。
http://www.cccjp.org/event/hiroshima.php
このイベントにはすごく興味があったのですが、当日私は大阪に行って、参加できません。
マジに行きたかったのですが・・・。
本当に二度とないのですか?