自分の小さな「箱」から脱出する方法
初心忘るべからず
とよく言われる。
だれもが、入社した時や、新任地に配属された当初は、希望に満ちてやる気一杯になっている。
しかし1、2ヶ月もたてば、その気持ちは萎えていることが多い。
初心は簡単に崩れてしまうのが常だ。
なぜか、
それは、「箱」に入ってしまったからだ。
私たちは、毎日何かしら悩んでいる。
その悩みの中のほとんどは、人間関係だ。
家族間において、会社内において、
「あいつが悪い」
「なんとなく気に入らない」
「あいつは嫌いだ」
「あいつといるのがイヤだ」
冷静に考えるとしょうもないのだが、
どういう訳か、そういう気持ちを抱く。
そういった問題の全ては自分自身にある。
「箱」に入った自分自身にある。
仕事がうまくいかないのも、家族がうまくいかないのも、原因は全て同じだ。
自分自身が「箱」に入っているからだ。
その「箱」からどうしたら脱出できるのか、この本に書いてある。
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』
本書は、人間の全ての悩みの根源を「箱」という概念で表し、
そこから脱出する方法を、架空の企業を舞台にした小説仕立てで構成している。
自分自身の奥底にある悩みの根本的原因を「箱」という概念で表現したところに、目からウロコがこぼれおちた。
私たちは、なぜ箱に入るのか
それは、自分を裏切ったときに始まる。
自分を裏切った瞬間から、周りの世界を自分を正当化する視点で見るようになる。
そして、それは自己欺瞞、さらに箱へとつながっていく。
さらに悪いことに、自分だけだなく、他人まで箱に入れてしまう。
箱の中にいると、業績向上に気持ちを集中することができなくなる。
他人を責め、自己を正当化することに集中してしまう。
こうして組織は悪化していく。
では、
箱から出るにはどうしたらよいのか?
それは、
自分の気持ちに素直になること。
心をオープンにすること。
相手を1人のかげないのない人間として接することだ。
相手を変えようとしても絶対にうまいかない。
自分を変えることだ。
わかりやすい例でいうと、
箱に入った状態では何もうまくいかない。
キツく怒ると、相手はキツく反抗してくるし、従わない。
箱から出た状態ならば、
キツく怒っても、相手は理解してくれる。
なんとなく、わかったかと思う。
何度も繰り返すが、
全てのうまくいかない原因は、箱に入った自分自身にあるのだ。
自分に当てはめてみると分かる。
その人の言うことなら、素直に従ってしまう人がいる。
一方で、同じこと言われても、従わう気になれない人もいる。
なぜか考えると、
なんとなく箱の意味が見えてくる。
私利がない人
真剣にそのことを考えてる人
自分をひとりの人間として扱ってる人
つまり箱に入ってない人。
確かに、自分に当てはめると、
心がオープンだったころ、素直だったころは、
つまり、箱に入ってないころは、
仕事も家庭も万事うまくいってたと思う。
そうはいっても、
オープンになること、相手をかけがえのない存在と思うことが、どれだけ難しいことか。
ただ、今すぐ箱から出るのは難しいけど、箱の存在に気づいただけでも良かった。
人生がうまくいかない全ての原因は自分自身にあるということが分かっただけでも、
箱から脱出できる最初の一歩を踏み出せたに違いない。
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