幸せってなんだろう？ 映画「イントゥ・ザ・ワイルド」に教えてもらったこと
「幸せ」って何だろう？
たくさんお金を稼くこと？
物質的に恵まれた生活を送ること？
そうではないことを、私たちは頭では理解してますが、
そう思う心とは裏腹に、
自己顕示欲を満たすため、
周りの視線を気にするがゆえに、
多少なりとも無理をして生きています。
DVDでショーン・ペン監督の「Into the wild」を観ました。
冒頭の質問
「幸せ」って何だろう？
その質問に対する１つの答えを教えてもらいました。
この映画は
20代前半の若者が、すべてを捨てて放浪の旅に出るお話です。
最終目的地はアラスカの大自然の中、
そこで１人で生きる為に、サバイバル生活に入りますが、最後は餓死してしまいます。
という実話に基づいた話です。
金、モノ、プライド
主人公はこういったモノに嫌悪感を示します。
私もこういった物質社会、資本主義社会に嫌悪感を持つ若者の気持ちは理解できます。
しかし、
曲がりなりにも20年間社会を生きてきた身からすると、
１００％共感はできなかったです。
１０代の多感なころに観たら印象はまったく違ってたんだろうなあ。
と思います。
現実は理想とは違います。
とても残酷なものです。
しかし、ブルーハーツの歌のように
現実が持つ嫌らしさも汚らしさも合わせて、むき出しにして、もがきながら生きなければいけないと思います。
全てを捨てること、死を選ぶこと
かっこいいかもしれないけど。
それらは、人生から逃げているのではないか。
なんだか、そう思います。
さて、
冒頭の私の問いかけ
「幸せ」とは何だろう？
の答え。
Happiness only real when shared.
幸せとは、
誰かとシェアすること
ラスト近く、絶望の孤独の中で、主人公が幸せとは何かと悟り、日記に記した言葉です。
どんなに、お金を持っていようが、権力を持っていようが、
それを共有できる人間がいないと人生は虚しい。
楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと
他人からみれば、どうでもいい些細なことでも、
一緒に共有してくれる人がいること。
それが「幸せ」ってことではないのだろうか。
この映画を観て、改めて思いました。
なんか、ガラにも無く、しみじみとしてきた。
中二病が再発したのかな？
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