Tatsuyaのベスト映画2016
今年を振り返る自己満足企画第4弾。
今度は映画編です。
今年は14本の映画を劇場で観ました。
クリード チャンプを継ぐ男
スティーブ・ジョブズ
サウルの息子
イット・フォローズ
スポットライト
マネー・ショート
レヴェナント:蘇えりし者
ズートピア
ブラー ニュー・ワールド・タワーズ
エクス・マキナ
シン・ゴジラ
君の名は。
この世界の片隅に
ローグ・ワン/ スター・ウォーズ・ストーリー
さて、この中から、ベスト3を発表します。
じゃじゃーん!
1位:この世界の片隅に
戦時中の広島、呉の街並み、普通の人々の生活を、狂気とも言える徹底したリサーチで再現したところに、驚嘆するほかありません。
そして、アニメーションということを忘れるほどの臨場感で、まさにあの時代に生きたかのような体験ができます。
こんなに地味そうな映画で、芸能プロダクション、テレビ局から無視されたにもかかわらず、ツイッターなどの口コミにより大ヒットしました。
テレビ局とのタイアップ、大手芸能プロダクションに頼らずとも、本当に良い映画は埋もれない良い時代になったことの証明です。
2位:君の名は。
空前の大ヒットで、社会現象にもなった「君の名は。」は、はずせません。
思春期の男女の入れ替わりというラブコメな内容を、彗星落下、タイムループなど壮大な物語に仕立て上げた話のうまさ、そして透明感あふれる美しい映像に、舌を巻きました。
彗星落下寸前、山頂での時空を超えた二人のやりとりに、キュン死とせつない思いが交錯し、うかつにも鳥肌が立つほどの感動を得ました。
3位:マネー・ショート
マイケル・ルイスの「世紀の空売り」の映画化。
原作がすごく好きだったので、あの情報量をどうやって映画に落とし込むのか不安でしたが、うまくエンターテインメントとしての落とし込みに成功しています。
2008年のサブプライムローンに端を発した金融危機が一体何だったのかが、ドキュメンタリーっぽくもあるが小難しなく、ユーモアたっぷりに描かれていて、楽しめます。
でも、金融の専門用語がたくさん出て、本当は難しいんでしょ?と言われるかもしれませんが、それを観客に理解させる演出が、これまたエンターテインメントしてて、金融に疎い人でも楽しめるようでできているところが素晴らしいです。
以上、今年の観た映画ベスト3でした。
たった14本しか見てないくせに、今年ほど3つ選ぶのが難しかった年はありませんでした。
1位はすぐに決まったのですが、それ以下が激戦でした。
「シン・ゴジラ」、「ズートピア」、「サウルの息子」、「レヴェナント」、「ローグ・ワン」をどうするか、最後の最後まで悩みました。
さて、今年は「この世界の片隅に」「君の名は。」「シン・ゴジラ」と、日本映画の豊作の年でした。
どれも、皆若い監督で、テレビ局やアイドルとのタイアップをしていないところに、日本映画の未来を感じました。
結局、映画に愛がない人間が制作に関わってもロクなことがありません。
SNSのない時代ならば、テレビ局の存在は無視できなかったでしょうが、本当に面白い映画はSNSで拡散されます。
本当に純粋に映画が好きな人たちが作ったこれらの作品がSNSで拡散され、良い作品が埋もれない、クリエイターにとっても、ファンにとっても幸福な時代がやってきたのでしょう。
来年も、たくさんの素晴らしい映画に出会えますように。
ちなみに、過去のTatsuya’s 年間ベスト映画は、
2015年
http://tatsuya1970.com/?p=6571
1位:マッドマックス / 怒りのデスロード
2位:スター・ウォーズ / フォースの覚醒
3位:イミテーション・ゲーム / エニグマと天才数学者の秘密
2014年
1位:ウルフ・オブ・ウォールストリート
2位:ゴーン・ガール
3位:アナと雪の女王
2013年
1位:愛、アムール
2位:ライフ・オブ・パイ
3位:風立ちぬ
2012年
1位:ドラゴン・タトゥーの女
2位:ヒミズ
3位:桐島、部活やめるってよ
2011年
1位:ソーシャル・ネットワーク
2位:ブラック・スワン
3位:127時間
2010年
http://tatsuya1970.com/?p=419
1位:アバター
2位:ヒックとドラゴン
3位:オーケストラ!
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